うちの会社って働きやすいの?職場の無駄を減らしてストレスも減らす為には・・・
整理収納スタッフからのブログです。
早いもので今年も折り返し地点を過ぎましたね。
雨模様の天気が続き梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか。
第4回の整理収納ブログはSSFの事務所からお送りしたいと思います。
タイトルにもありました「5S」とは何か皆様ご存じでしょうか?
最近では工事現場やお店のバックヤード等でふと目にすることもあるかと思います。
「5S」とは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の頭文字をとって名付けられた、主に製造業や
サービス業で掲げられている職場環境改善の為のスローガンの事です。
SSFでも以前から「5S」を取り入れています。
弊社では主に「家事代行サービス」・「整理収納サービス」・「出張託児サービス」を行っており、
事務所にはお掃除や整理収納・託児に使うたくさんのものを保管しています。
掃除用品は大きなものから爪楊枝のような細かい物、取り扱いが危険な洗剤や、毎日使うお掃除の
消耗品、特殊な形の掃除グッズ、年に数回程度しか使わないものもあり種類も用途も様々です。
託児用品はおもちゃや絵本、お昼寝布団やマットを始め、お子様の年齢や性別、性格や体調に合わせて、各種取り揃えています。
スタッフは担当させていただくお客様のご要望に合わせ、必要なものを持参しお客様のお宅に向かいます。その際スタッフの動線に沿って必要なものをさっと取り出せる事務所の「5S」システムが日々の業務を支えています。
新しく入ってこられたスタッフの方でも玄関ドアから部屋の奥に向かうだけで、どこに何が有るかが分かりいつの間にか必要なものが揃っている状態になるのです。
その様な整備された職場環境「5Sオフィス」を作る為には、大事な5つのステップがあります。
- まず1つ目は「整理」です。
「片付けたい場所ごとに一旦全て出して必要な物と不要な物に分け、不要な物を捨てる」
ということです。
まず、今あるものの全体量を把握することで、持ちすぎあるいは不足しているものがわかります。
「一年以内に使ったか・今後使う予定があるか」等処分の基準をしっかり決めて、
何となくあるもの・捨てるのが面倒なものを思い切って処分していきます。
(SSF事務所内 整理の様子です。全て出して要不要に分けています。)
- 2つ目は「整頓」です。
「いるものを誰もがわかりやすく使いやすい場所に収納し表示する」ということです。
使いやすい場所に今まで収納がなかった場合は新たに作ってもいいですね。
置き場所を決めたらそれを守るための表示=ラベリングまで必ずセットで行います。
(SSFのお掃除道具用キャビネットです。
使用頻度や種類ごとにグループ分けして、アイテムごとにラベリングされています。
何がどこにどれ位あるのかわかりやすく、必要なものがすぐに取り出せます。)
- 3つ目は「清掃」です。
「身の周りや職場を綺麗に掃除し、いつでも使えるように点検をする」ということです。
普段の清掃時に職場内の異常や不具合を発見し、同時に再発防止を行う目的もあります。
- 4つ目は「清潔」です。
「いつ誰が見ても不快感を与えない程度に職場を衛生的に保つ」ということです。
これは「整理・整頓・清掃の維持」ということにも言い換えられます。
清潔な習慣を保つという事は、職場内での他人の行動や身の回りの状態からのストレスの軽減に
直接つながります。
- 5つ目は「しつけ」です。
「しつけ」というと言葉はきつく聞こえますが「決められたルールを守り習慣にする」ということです。
整理・整頓・清掃・清潔を維持し、決定した取り決めを職場全体で共有し習慣付けます。
「使ったら戻す」「定期的に整頓する」ができないと作業スペースは散らかったままです。
「一日の終わりに整理整頓の時間を5分作る」等といった習慣をつけ「5Sオフィス」を皆で維持
できるような環境を整えます。
以上が、「5S」への取り組みの5つのステップになります。
他にも企業によっては「5S」に「作法」を加えた「6S」や、
食品業界では「5S」に「洗浄」「殺菌」を加えた「7S」を実践しているそうです。
「職場で掃除や片付けはしているのにすぐ散らかってしまう」という場合は、机の上のものを
空いているスペースに押し込んでいるだけで、整理整頓ができていないのかもしれませんね。
「5S」を取り入れるのは誰でも出来て、しかも無料です。
メリットは、探し物をする無駄な時間、
片付けの得意な人に聞かないと何がどこにあるのかわからないストレス、
また聞かれるたびに業務を中断しないといけないストレス、
使っても元に戻さない人へのイライラ、元に戻せと命令する人へのイライラを無くすことができる
という点です。
一般的に、会社員一人当たり年間150時間を探し物に費やしているというデータがあります。
一日7・5時間働いていると仮定すれば、年間20日間はただ探し物をしていることになるのです。
この問題の最大の解決策も「5S」ということになります。
「5S」のステップを進めると、整理整頓された職場環境では集中力が長持ちしますし、
大事なものの管理もしやすく紛失を防げます。
チームワークの維持やセキュリティの確保にもつながります。
つまり、「無駄を省いて失敗を減らし、仕事の質が上がる」というメリットが、そのオフィスの人数分
起こるということになります。
SSFではこのような「5S」オフィスへの取り組みのお手伝いをさせていただきます。
働きやすさとは、こういった安全・快適・効率的な職場環境への変化を目にすることで達成感を得て、
自分たちは変化を起こせるんだという自信から生まれるのではないだろうかと思います。